「ほん怖 15周年スペシャル」ロケ地マップ
2014年、フジテレビ系列で放送された「ほんとにあった怖い話 15周年スペシャル」ロケ地マップです。「ほん怖」の歴史に残る「傑作」ぞろいの7つの怖い話。意表を突く「ロケ地」に驚きました。
全7話と話数が多いので、各話ごとに「ロケ地一覧マップ」を作成しました。「撮影スタッフ」や「出演者」の「移動距離」や、撮影に要した「時間」など、本編の映像だけでは判らない「苦労」を想像しながら、もう一度本編を観ると、きっと新しい感動や驚きがあると思います。
第1話 S銅山の女
脚本:酒巻浩史さん
演出:鶴田法男さん
出演:石原さとみさん 小池徹平さん 池田鉄洋さん 他
「山口敏太郎さん」が紹介した「仮面の目と目が合うと、呪われて死ぬ。」という「呪いの仮面」を思い出させる不気味な仮面が飾られた「廃鉱山」の「坑道」。その坑道から「呪いの仮面」を持ち帰ってしまった主人公=山辺夏美(石原さとみさん)の上司、営業部長が呪われて「廃人」になってしまったという話。
なぜ、あの仮面が坑道を封印するかのように飾られていたのか?なぜ、営業部長はあの仮面を持ち帰ってしまったのか?なぜ、あの場所に女の幽霊が現れたのか?なぜ、夏美は仮面を坑道へ戻せば呪いから逃れられると考えたのか?など、謎だらけの話ですが、「主人公が怪異に遭遇する」→「主人公に怪異が降りかかる」→「呪い・崇りの原因を究明する」→「呪い・崇りから逃れる」という「Jホラー」の展開としては「王道」を行っている作品です。(営業部長には災難でしたが。)
細かい説明が無くても「短編ホラー作品」として楽しめるのは、「脚本」、「演出」が優れているからなのだろうと思います。
私は、同僚社員の「桑原」が、自宅のアパートで仮面の呪いに怯える場面での桑原を演じた「小池徹平さん」の演技が良かったと思っています。仮面を持ち帰ってしまった事への「後悔の念」が画面から伝わってくるような演技でした。
話の舞台設定は「香川県某所」ですが、ロケ地は東京都あきる野市、飯能市、八王子市の三つの地域です。ですが、本編に登場する夏美が運転する車のナンバーは、しっかり「香川ナンバー」になっています。
ロケ地①、東京都飯能市。「S銅山」の「坑道」と、夏美と桑原が最初に営業で訪れた「事務所」の撮影が行われました。
S銅山の坑道は、「日豊鉱業(株)ロケーションサービス」さんの協力で撮影が行われたようです。「Google Earth」で見ると、敷地内には「御安全」の文字を掲げた木製の塔も確認できました。
肝心の「坑道」は「ストリートビュー」では見られませんが、「日豊鉱業(株)ロケーションサービス」さんのWepページに「坑道入り口」の画像が掲載されています。
この坂を上がって行った先に「坑道」があります。
ストリートビューで坑道の場所を確認しようとしてここ(↓)を通りかかった時、左側の「ブロック塀」と「植え込み」が、本編冒頭の二人が営業で訪れた事務所の場面で夏美の背後に写っていた「塀と植え込み」だという事に気がつきました。
という事で、道を挟んだ向かい側が、保険契約を保留にされてしまった「事務所」です。本編では、二人はこの事務所を出て山道を下って行く途中で道を間違えて「S銅山」で行ってしまいましたが、実は、この道を上がれば、その「S銅山」だった!
「事務所」と「S銅山」の間に「山道」のカットを挟むだけで、目と鼻の先にあるロケ地に「距離感」を感じさせられるという「映像マジック」ですね。
ロケ地②、東京都あきる野市。夏美が異動させられた生命保険会社の地方支社という設定で撮影に使用されたのは「あきる野市役所 五日市出張所」でした。
役所がロケ地として使用された事は「あきるのしフィルムコミッション」さんのWebページで紹介されていましたが、なかなか見つからなかったのが「桑原のアパート」…。
木に隠れていますが、正面の建物が「あきる野市役所 五日市出張所」です。
夏美と桑原が「仮面」を持って「S銅山」へ向かうシーンと、幽霊に驚かされて逃げ帰って来たシーンで、アパートの周囲の建物と位置関係は判っていたので、アパートを見つけるのは難しくないだろうと思っていましたが…。探してみると、アパートと一致する建物がなかなか見つからない。場所的には「ここで間違いない!」というところで「過去の画像」を表示してみて、ビンゴ!「2013年」の画像に建て替えられる前の「桑原のアパート」を確認しました。
しかし、まさか役所のすぐ近くに、このアパートがあるとは思いませんでした。
「Google Earth」も過去の画像を表示する機能で見つけた「2013年」の「桑原のアパート」。2015年には、現在の建物に建て替えられてしまったようです。
第2話 さとるくん
脚本:鶴田法男さん
演出:加藤裕将さん
出演:剛力彩芽さん
「公衆電話から自分の携帯電話に電話をかけると、さとるくんが知りたい事を教えてくれる」という話(都市伝説)を信じて「さとるくん」に電話してえしまった主人公=笹岡里奈(剛力彩芽さん)。突然、「これから行く!」と電話をしてきたかと思うと、しつこく一方的に「現在地」を報告してくるな謎の存在「さとるくん」。最終的には「今、あなたの後ろにいるの!」と電話をかけた本人の元に現れ襲いかかるという話。「都市伝説」を信じてしまう「世代」を怖がらせる話としては、手っ取り早い話です。
「都市伝説」として語られている「さとるくん」の映像化ですが、番組の設定が「これは一般の人が体験した実話を再現したものです」となっている以上、都市伝説を映像化してしまうと「伝説」=「実話」という裏付けを与えてしまうか、「実話」という番組の設定が「嘘」か?という話になってしまうので、極力、話の出所があいまいな「都市伝説」には関わらない方が良かったのではないかと思いましたが、やってしまいましたねぇ…。
「携帯電話」が普及する以前には影も形も無かった話が、携帯電話の普及と共に、「身近な恐怖」を感じさせるアイテムとして携帯電話が利用され、「着信アリ」と同様の着想で語られるようになった「都市怪談」です。同様の話に「メリーさんの電話」という話もありますが、オリジナルの話は「稲川淳二さん」の「姉妹人形」だと思われます。
ロケ地は、「近場でまとめる」という定説とは異なり、「踏切」=厚木市(神奈川県)、「公衆電話」=秦野市(神奈川県)、「里菜の自宅」=世田谷区(東京都)で撮影されました。
本編では、自宅近くの駅で電車を降りて、途中の公衆電話から「さとるくん」に電話をし、自宅に戻るまでの徒歩7分程度の情景のように見えましたが、実際は直線距離にして何km?「いやいや、彩芽ちゃん、よく歩いたねぇ~。」とロケ地が判って笑ってしまいました。
ロケ地①、神奈川県厚木市、小田急電鉄小田原線「愛甲石田駅」横の「踏切」。
ロケ地②、神奈川県秦野市本町東道通りの「街角」。「公衆電話」が設置してある場所なら、どこでも良いように思いますが、なぜここをロケ地としたのか?番組制作者に質問したいです。
本編では「加賀屋酒店」という店名がテントに書かれていましたが、どうやら「CG処理」で書かれたようです。肝心の「公衆電話」は撤去されてしまったようです。
ロケ地③、「里菜の自宅」として撮影に使われたのは、東京都世田谷区豪徳寺「プラネアール豪徳寺スタジオ」です。「相棒 Season9」、「相棒 Season11」をはじめ、TVドラマ、2時間ドラマで多用されている「ハウススタジオ」です。
第3話 犯人は誰だ
脚本:鶴田法男さん 酒巻浩史さん 穂科エミさん
演出:鶴田法男さん
出演:草彅剛さん 北乃きいさん 緋田康人さん
主人公=三沢健太(草彅剛さん)の部下として働く派遣社員の熊谷美咲(北乃きいさん)。事件の「犯人が見える」という美咲の話を信じていなかった健太が、次第に信じざるを得ない状況に…。
「怖い話(怪奇談)」と言うよりは「超能力」話。それも「犯人」が逮捕されるまでは「妄言」としか思われない、持っていてもあまり嬉しくない「超能力」。「怖い話」らしい部分は、わずかに、美咲が橋の上から「兵隊が見える…。」と言った場面のみでしたが、その美咲自身を「幽霊」の様な描き方で登場させる演出で、怖い話感を出そうとしていたようです。
ロケ地は、健太の勤める企業(①)、健太が同僚と食事をした居酒屋(②)、健太と美咲が歩いた橋(③)、健太と美咲が食事をした食堂、健太と美咲が歩いたバス停前、健太の部屋と多数ありますが、現時点でロケ場所が判っているのは①~③までとなっています。その他のロケ場所は、判明しだい追加の予定です。
ロケ地①、神奈川県横須賀市光の丘「横須賀リサーチパーク」。「社屋外観」と「社内」のシーンはここで撮影されたようです。この話も「近場でまとめる」という定説からは外れていますが、それが「食堂」と「健太の部屋」を見つけ難くしている原因です。
ロケ地②、本編最初の食事のシーン、東京都新宿区歌舞伎町「九州酒場 博多流 新宿歌舞伎町店」さんで撮影されました。店内の一部の席しか画面には登場しませんが、ネット検索で草彅さんが座っていた席周辺の写真を確認しました。この「居酒屋」から、最初に「食堂」で食事をした時、健太が美咲の超能力を認めてから「食堂」で食事をした時まで、徐々に二人の「距離感」が近くなっているので、この先、二人がどうなったかも気になります。
ロケ地③、東京都江東区「萬年橋」。隅田川にそそぐ「小名木川」にかかっている橋です。橋の北西の遊歩道の部分でも撮影は行われました。この橋を渡る度に、健太は美咲の能力を信じるようになって行きました。
第4話 誘いの森
脚本・演出:鶴田法男さん
出演:島崎遥香さん 広瀬アリスさん
かつて「事件」があったというキャンプ場の中の「トイレ」。行かずに済むなら、誰でも行きたくないと思う場所ですが、主人公=住田葵(島崎遥香さん)は友人(広瀬アリスさん)に付き添って、そのトイレへ行くことに…。二人の前に現れた「幽霊」を見ると、かつて起きた事件の悲惨さが伝わってきます。
演出は「お化け屋敷」でお客を驚かす「幽霊の人形」のようでしたが、幽霊が出ようと出まいと「キャンプ場」の「トイレ」は怖い!夜、一人で、懐中電灯一本でトイレまで行って帰ってくるのにどれだけ勇気がいるか…。この話を観て、小学生の頃のキャンプ場の「思い出」を思い出しました。
「さとるくん」、「犯人は誰だ」でロケ地が離れていたのに対して、この作品では「キャンプ場内のトイレ」のみ。「怪談 新耳袋」のような「一話5分」でも十分に表現できる「怖い話」ですが、トイレの近くを通り過ぎる他のキャンパー達の楽し気な雰囲気など、「明るさ」を表現するカットを挟む事で、トイレの「暗さ」と幽霊の怖さが引き立てられていました。
そのキャンプ場は、山梨県山中湖村「村営キャンプ場」です。番組の撮影協力一覧には「山中湖交流プラザきらら」の名前がありますが、「山中湖 キャンプ場 トイレ」で検索したところ、撮影に使われたトイレと同じ造りのトイレを発見。実際のキャンプ場のトイレは「水洗式」の様なので、トイレ内はセットを組んで撮影した可能性があります。
この道の先に「トイレ」や、「炊事場」などのキャンプ場の施設がありますが、ストリートビューでは管理棟から東のエリアしか歩くことが出来なかったので、キャンプ場内のどのトイレが撮影に使用されたかは不明です。
第5話 腕をちょうだい
脚本:鶴田法男さん 角田ルミさん
演出:鶴田法男さん
出演:桐谷美玲さん 菜々緒さん 藤本 泉さん
主人公=滝本理沙(桐谷美玲さん)の大学時代からの友人との「ライバル関係」が物語のカギになっていそうな話だったので、「生霊系」の話なのかと思いきや、最後に、ある「事件」の被害者の存在を後輩社員(藤本 泉さん)から聞かされますが、そうなると可愛そうなのは「霊障」で腕を怪我した雅美(菜々緒さん)…。
綺麗だけれど性格が悪そうな雅美なら、生霊の二つ三つ飛ばしてきそうだと、視聴者のミスリードを誘う演出でしたが、理沙が幽霊に苦しめられた時に、雅美の名を出したことで、雅美が腕に怪我をするという結末。幽霊に友人を売った理沙の心の中に「雅美に対するライバル心」が潜んでいたために、その「心の闇」に幽霊がつけ込んできたのか?どちらにしても、可哀想なのはとばっちりで腕を怪我した雅美…。
なお、この話で「腕をちょうだい」と言って現れる幽霊の台詞の「ちょうだい…、ちょうだい…。」が、「劇場霊」で登場した、人の精気を吸い取る「化け人形=ちょうだいちゃん」の台詞「ちょうだい…、ちょうだい…。」とかぶるのは偶然でしょうか?「ちょうだいちゃん」の「元ネタ」が、この話のように思えます。
主なロケ地の内、ロケ場所が判明しているのは、東京都江東区、東京都調布市、港区新橋の3ヶ所です。「理沙の部屋」と「理沙の自宅への経路」、「理沙が事件の話を聞かされた公園」は、判明しだい情報を追加します。
ロケ地①、東京都江東区青海の「青海フロンティアビル」です。理沙達が勤める企業の「外観」としてロケが行われました。
ロケ地②、東京都調布市布田の「(株)ビィ・フォワード」さんが入る「調布丸善ビル」です。「ミーティング・ルーム」など社内の場面は「(株)ビィ・フォワード」さんの協力で撮影されたようです。検索してミーティング・ルームなどの画像を確認しました。
ロケ地③、東京都港区新橋「カスピタ! 新橋店」さん。理沙が後輩社員達と食事をしたレストランも場面が撮影されました。
第6話 タクシードライバーは語る
脚本:酒巻浩史さん 鶴田法男さん
演出:鶴田法男さん
出演:坂上 忍さん 志賀廣太郎さん
タクシードライバーの主人公=中川行雄(坂上 忍さん)が、とある病院の前から乗せた女性客に指示されてたどり着いた目的地は、その女性客の自宅だったが、その女性客が1年前に病院で亡くなっている事を聞かされて…。
この手の話は沢山ありますねぇ。タクシードライバーを仕事にされている方なら、同僚の体験話などで一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?「家に帰りたい」という亡くなられた方の「気持ち」が残っているのでしょうね。その気持ちが残っている間は、何回でも同じ現象が起こるんでしょうね。亡くなり方は違いますが、「自殺」された方が自殺した状況を何度も繰り返すという話と同じなのかもしれません。
そもそも、死んだ人の気持ちが残るものなのか?という疑問はあるかもしれませんが、これは、私自身の体験がありますので「残る!」と断言します。
この話は典型的な「怪談」ですが、「怖い話」と言うよりは、「コワ良い話」という感じです。ただ、最後のオチが「…私が会わせてあげる。」ギャァー!せっかくの「良い話」が台無し…。
第7話の「闇への視覚」が「コワ良い話」だったので、2話続けて「コワ良い話」にはできないということなのでしょう。しかし、「幽霊のフレームイン」や「振り向いたら幽霊」は、「ほん怖」のエピソードの「無理やりなオチ(驚かし系)」として「定番」になりつつあります。
ロケ地は、これも定説を覆す遠距離です。本編の中で、女性客に行き先を告げられて「そんなに遠くまで、ほんとに良いんですか?」という台詞がありますが、「とか、何とか言いながら、どうせ都内なんでしょう?」と思っていたので、ロケ地が見つかってビックリ!本当に「木更津」まで行って撮影されていました。
ロケ地①、東京都練馬区三原台の「日生交通(株) 大泉営業所」さんの協力で、出発前のタクシー営業所の場面が撮影されています。
ロケ地②、東京都千代田区神田駿河台の「三楽病院」さんが、女性客が乗車した場所としてロケが行われました。ここから「秋葉原」を経由して「木更津」方面へ。
ロケ地③、千葉県木更津市大久保、女性客が行先として指示した場所(女性客の自宅)として撮影が行われた「住宅」です。
タクシーが目的に到着して、住宅の玄関が映し出された時に「木更津市 水道局」の表示が見えたので「まさかっ、本当にそんな遠くまで!」と思い「道路標示」や「地形」を頼りに探してみたところ、本当に木更津の住宅でした。
撮影用の「ハウススタジオ」ではないようなので、賃貸住宅か、中古物件として売りに出ていた住宅を撮影用に一時的に借りたのかもしれません。時には、「住宅展示場」の展示用の住宅を借りて撮影が行われることもあります。
第7話 闇への視覚
脚本:酒巻浩史さん 鶴田法男さん
演出:加藤裕将さん
出演:黒木 瞳さん 町田啓太さん 宮崎美子さん 他
社内の配置換えで工場へ異動して来た主人公=森川千尋(黒木 瞳さん)。その工場の中に無数の「霊」の姿を目撃しするが、その霊の内の一体が同僚(ナガシマタエコ=宮崎美子さん)の息子の霊で、千尋は、その息子からの「メッセージ」を伝える役割を担わされてしまうという話。
以前、私が働いていた「倉庫(出る倉庫)」で知り合った「パートのおばちゃん」に、この話の千尋のような「見える人」がいました。その人いわく、「幽霊も、生きている人も、見え方は同じ。」だそうです。「ほん怖」に登場する幽霊=「白目」ではないそうです。その倉庫にも時々いるそうで、私が目撃した「人影」が、そのおばちゃんが見た「霊」の姿と一致していたので「ぞっ!」とした事があります。
この話は、一見、とても怖い話の様ですが、「コワ良い話」です。「良い話」の部分を引き立たせるための「工場内の無数の幽霊」でしたが、あの状況で、あの場所で仕事をするのは「見える人」には辛いでしょうねぇ。
ただ、「見える人」いわく、「街中があんな感じ。」だそうです。いわゆる「心霊スポット」などではなくても、普通に街の中を「霊」は歩いているそうです。
ロケ地は、千尋が異動してきた「工場」と「ナガシマタエコの自宅」です。「工場」の方は、神奈川県横浜市港北区「新羽」の「大川精螺工業(株) 横浜工場」です。
このページを公開した時には見つけられていなかった「ナガシマタエコの自宅」も、ようやく見つけられたので画像を追加しました。
なかなか見つけられなかった原因は、「外観(玄関)」と「室内」が違う「ハウススタジオ」で撮影されていたことにあります。
ある程度の「予算」がある劇場用の映画では、「外観」はハウススタジオや一般の住宅を借りて撮影し、「屋内・室内」は撮影スタジオや倉庫に「セット」を組んで撮影が行われたりするので、外観と室内が違う場所ということはよくありますが、この作品ではその手法が撮られたようです。
まずは「ナガシマタエコの自宅(外観)」です。ここは、TV朝日の「相棒シリーズ」をはじめ、在京TV局のドラマには頻繁に登場する東京都杉並区、京王線「西永福町駅」近くの「ハウススタジオ」です。
「ナガシマタエコの自宅(室内)」の方は、「床の間」のすぐ横に設置された「エアコン」が特長的だったのですが、上記のハウススタジオにはその特徴的なエアコンが設置されておらず、門柱~玄関までの雰囲気は上記の西永福町駅近くのハウススタジオに間違いないと思っていましたが、「エアコン&床の間」探しに時間がかかりました。
やっと見つけた「室内」のロケ場所は、同じく杉並区、「警視庁荻窪警察署」裏の「ハウススタジオ」です。
確か、たまたま観ていた「相棒シリーズ」のDVDの中に「エアコン&床の間」の見覚えのある部屋が登場したので、「ここだっ!」と判明しました。
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